現在、わが国では高齢化が進む中で、食生活の欧米化も進んでおり、働き手である勤労世代に対しても生活習慣病由来の疾患の発症を抑え、長く健康維持をしてもらうことが求められています。
また、わが国の自治体や企業による長年の蓄積された健康診断データがあり、今後は電子カルテなど診療データも統合したデータが構築されてきます。
この研究開発テーマでは、個人の医療・ヘルスケアデータなどライフレコードを反映した疾患や将来予測を可能とするデジタルツイン・モデルを構築します。
そして、このデジタルツインを活用することで、個人に最適化された健康維持、疾患の超早期発見、疾患発症後の治療選択から回復後のリハビリまで、若年・高齢と世代を問わず、最適なレコメンドや支援を得られるメリットを享受できる社会の実現をめざしています。